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お庭紹介10~「佐賀の乱」江藤新平が泊まった古庭園

剪 定 前
 今回のお庭紹介は、1874年(明治7年)に起きた「佐賀の乱」のリーダー格、江藤新平が泊まった古庭園です。
 松野町吉野で代々酒屋を営む正木酒店さんの庭園で、庭内には、アラカシ・カイズカイブキ・クロガネモチ他の古木が植えられていますが、その剪定作業を行ないました。

剪 定 後
 かなり枝が伸びていたので大剪定を行ない、切口に防腐処理を施しました。来春には新芽が出て、枝ぶりが段々と良くなります。
 画像右奥の2階より高い木はクロガネモチで、根元周長が2m以上もあり変化のある形をしているので、古木の風情を感じさせます。塀の上に姿を見せるサンゴジュと梅の古木もスッキリとしました。

古庭園内部の様子1
 縁側前からの眺めを撮影した画像です。年月が経ち、古びた庭石・樹木・灯篭と苔や下草類の魅せるハーモニーが、古庭園の良さを引き出しています。日本人の心を思い出させてくれます。見所の多い古庭園です。

古庭園内部の様子2
 大きなカイズカイブキが植えられていて、その周囲を回遊するようになっています。苔のじゅうたんが綺麗です。
 佐賀の乱で敗戦した江藤新平は、土佐へ逃亡する途中に正木酒店さんへ泊まりました。その夜追手が来て、画像奥、塀と家の角に梅の木があり、その梅の木を登り塀を越えて外へ出て、追手から逃げたそうです。現在その梅の木は枯れてありませんが、当時を連想することができます。

ロッジ「四季の粋」
 正木酒店さんは、近所を流れる四万十川の上流、広見川沿いに別荘風ロッジ「四季の粋」を経営されています。田園風景の中にあるロッジは好評で、県内外から田舎で休暇を過ごしたい人が多数訪れるそうです。今回このロッジの剪定作業もして、お庭も綺麗になりました。ぜひお越し下さい。

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7年ぶりの「森の国大運動会」

 

 10月17日、森の国松野町で7年ぶりの町民運動会となる「森の国大運動会2010」が開催されました。子供からお年寄まで参加するこの運動会は、町内の9部落対抗で行なわれ、玉入れ・綱引き・リレーや松野町の特性を活かした競技で盛り上がりました。

 私も体育指導委員として前回(2003年)・前々回(2001年)の町民運動会を経験しているのですが、なにしろ7年ぶりなものでスタッフとして期待と不安があったのですが、始まってみれば参加者みんなが競技に熱中し、盛況の中進行して行きました。
 上の画像は「おしてひいて」という、丸太を小学生から大人まで5人が順番にノコギリで切って速さを競う競技です。普段ノコギリを手にしたことがない小中学生は苦労していましたが、各チーム競技の内容上メンバーに入っていた大工さんたちは熟練のノコ捌きを魅せていました。

 最後の競技は「部落対抗リレー」です。午前の予選を勝ち上がった6チームが、小学生から50代まで男女混合9人ずつでバトンを渡しました。熱戦のすえ、延野々チームが1位となり、町民運動会総合でも優勝に輝きました。

 閉会式終了後、3台のトラックの上から「もちまき」を行い、参加者みんなが和気あいあいと拾って、7年ぶりの町民運動会「森の国大運動会」は幕を下ろしました。
 参加者集めを担当された各部落の分館長・組長さん、また大会の運営に協力されたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。天候にも恵まれた良い町民運動会だったと思います。


庭木の移植工事

 

着 手 前
 西予市宇和町のお宅で、お庭のリフォームのため、庭木を掘り取って仮移植する工事をしました。これは、庭の周囲にブロック塀を施工するために行なったもので、ブロック塀施工後、庭木の配置替えをして植え戻します。画像に見えるハナミズキ(画像奥)、ヤマボウシ(画像中)、ラカンマキ(画像前)他を掘り取りました。

ラカンマキ掘取後1
 ミニユンボと人力で、根を切りながら周囲の土を掘って根鉢の形に仕上げました。
 側根が少なくなる辺りから、斜め下に掘り込んで根鉢の形を作ります。

ラカンマキ掘取後2
 掘取後、根と土の密着状態を保つため、コモを巻き麻縄2本使いでしっかり「根巻き」しました。これは、根を乾燥させず保護する目的もあります。
 しっかり根巻きした樹木は、移植後、活着しやすくなります。

ラカンマキ吊込運搬
 ユニッククレーンで吊り込んで運搬し、仮移植しました。根巻きをすると、吊作業も容易におこなえます。根巻きをせず吊り上げると土が落ちてしまい、根との密着状態が悪くなってしまいます。
 根元がしっかりしたラカンマキ段物で、なかなか値打物の木です。

ハナミズキ吊込運搬
 ハナミズキも掘り取って仮移植しました。
 樹高があり枝ぶりの良いハナミズキです。

お庭紹介9

 今回は、先日剪定作業を行なった、宇和島医師会(社)さんの坪庭を紹介します。

坪庭、正面からの眺め

 3年前、宇和島医師会さんの建替えと共に施工した坪庭です。四方を建物に囲まれているため1日の日照時間が非常に短いので、モミジやヒメナンテンといった陰樹を主体に施工しました。
 背面の竹垣は建仁寺垣で、天然竹に見立てた人工竹で出来ているため腐朽しません。天然竹以上の美しさがあります。


坪庭、内部の様子

 伊予青石を5石組に配置し、低木・下草にオタフクナンテン、オモト、玉竜を植えています。どれも日陰を好むので葉色がきれいに出ているため、景石や砂利の色と調和した色彩風景となっています。砂利は、伊勢錆砂利を敷いています。

建仁寺垣とナンテン

 ヒメナンテンと建仁寺垣の関係を画像に収めました。画像左のヒメナンテンには赤い身が付き、秋の風情を醸し出しています。
 この建仁寺垣は人工竹で作られていますが、本物以上の質感と美しさがあります。ブロック塀といった家の外壁の代わりにもなりますし、様々な用途に使えるのでお勧めです。