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家の裏で擁壁を築いています。2

法面の岩(石)

 家の裏の擁壁の続きですが、切取法面の途中に、今にも落ちてきそうな角度で据わっている大きな岩(石)がありました。重さにして10数tはあったでしょう。着手前は落ちそうに思わなかったのですが、この岩(石)の上の段を掘削しているとき、作業員が「動いた」と言うので、大慌てでチェーンブロックとチルホールを使って3箇所にワイヤーを張りました。この岩(石)が落ちてきたら仮設の柵ではとても持たず、真下にある家は破壊されてしまいます。大きなクレーン車でもかなり距離があるので、この重さは吊れません。さてどうしたものかと、担当職員と相談した結果、先に下を床掘りして岩のアゴに当たる画像赤線の処までコンクリートを打設すれば岩も動かなくなるので、それから岩を割ろうと言うことになりました。

法面の岩(石)

 大きな岩が3つに割れていて、現場で見ると非常に圧迫感がありました。下を掘るといっても下も岩層なので、土を掘るようなわけにはいきません。10数年前の芸予地震や6~7年前の大雨の時も動いていないので、大丈夫だろうと思って掘って行ったのですが、真下を掘っていた時に、削岩機の振動の影響か、直径30cm程の岩(石)の欠片が落ちてきたことが一度ありました。幸いケガ人はなかったのですが、それからみんな青ざめた表情で掘り進みました。

裏に亀裂が

 岩の下10mの範囲を床掘り終了後、コンクリートを岩のアゴまで打設して動かなくした後、岩の上段にかけていたシートを除いてみると、なんと40cm程の亀裂が下に向かって入っていました。作業中動いた様には見えなかったのですが、じわじわワイヤーを伸ばし傾いていたのでしょう。この亀裂を見たとき家の人も慌てて私に電話してきましたが、もう大丈夫岩(石)はこれ以上絶対に動かない

岩掘削の様子

 とは言っても岩の破片が家に当たったら大変なので、まずは単管を頑丈に組んで岩の前に広い踊り場を作り、家の方に割った岩がいかないようにしました。亀裂と岩の間には土が溜まっていて、その土を取り除きながら割っていったのですが、意外と割りやすい岩でした。ユンボが移動できるスペースがないので、人力でこの岩をやっつけました。今年のゴールデンウイークは1日しか休まず、この岩(石)と格闘していました。

岩掘削後

 この岩の上付近に石で囲んだ小さな祠があったのですが、ワイヤーを張ってからのこの1ヵ月、榊を立て酒・米をお供えし、ほぼ毎日お水を替えて御参りしたかいがあり、ケガ人もなく家も無事で、「やらしい」思いをさせられた岩(石)を取り除くことができました。完成後はこの祠を移して祭り直そうと思います。
 画像赤線がが岩(石)のあったラインです。「ありがとう、おかげで白髪が増えたえ。」

現在の状況

 現在、赤線の所までコンクリートを打設しています。来週には完成予定です。
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